無痛分娩ってどうなの?体験レポート②〜無痛分娩実況レポート〜

昨日の記事に引き続き、今回は無痛分娩体験レポート第二弾です。

  1. 予約前に色々考えたこと
  2. 無痛分娩実況レポート←今回の記事
  3. 過去のわたしからの質問に答えてみるQ&A

前回の記事はこちら

今回の記事では、実際に陣痛が始まってから病院に入院し、無痛分娩の麻酔をかけてどのように出産したか、その後麻酔が切れるまでどんな感じだったかを、当時書き残したメモと記憶を頼りにありのまま書きたいと思います。

参考程度に痛みレベル(10段階)も一緒に書いています。

かなりリアルで生々しい表現が数多く出てきますご注意ください(笑)

地獄の前駆陣痛

せっかく無痛分娩を予約したのに、まさかの前駆陣痛に丸々1日耐えることになりました。笑

出産前日の陣痛カウンター
赤塚
赤塚

永遠に約10分おきに陣痛がくるので、まじで一睡もできませんでした(白目)

出産前日

0:04 痛みレベル: 1

10~15分間隔で1回1~2分の痛みがスタート。痛みの間隔が規則的だったので念のため陣痛カウンターを取り始めるも、

赤塚
赤塚

まあでも、陣痛はこんなもんじゃあないんだろうなぁ…

と、あまり本気にしないようにしていました。


2:40 痛みレベル: 2

痛みで起きる。下腹部・腰周りがギュゥッと締め付けられるような痛み。とはいえまだ陣痛がどうか疑うレベルの痛み。間隔は5分。

息をフーッと吐いて気を紛らわす。


2:57 痛みレベル: 2

赤塚
赤塚

これ仮に陣痛だったら入院だよな〜

と思い、念の為シャワーを浴びることに。浴びてる最中も5分間隔で痛みが来ていました。立って息をはいて痛み逃しできるレベル。

まだ陣痛と呼べるか自信がなかったので着替えたり荷物整えたりして様子を見ていました。


3:54 痛みレベル: 3

赤塚
赤塚

陣痛くさい気がする

という自信がなんとなく湧いてきたので病院に電話。陣痛来るまでは「陣痛来たとか自分でわかるもんなんかな…」と不安だったのですが、いざその時が来ると驚くほど冷静にわかりましたね。野生の本能(?)。

この時も5分間隔の痛みでした。

助産師さん
助産師さん

きてくださーい!

と言われたので夫を起こして病院へ送ってもらうことに。

車に乗ってる最中は5分〜7分間隔。なぜかちょっと痛みが引いて来る。


4:30 痛みレベル: 3

病院到着。NSTをつけられて暫く放置される。


5:04 痛みレベル: 4

助産師さん
助産師さん

お腹張ってるは張ってるね〜。けど赤ちゃん起きてないね。

赤塚
赤塚

なに寝とるねんwwwwww

なんかバイブする機械をお腹に当てられて赤ちゃんを起こされる。痛みがくるとまあまあ痛い。

漏らす寸前にお腹くだしてる時ぐらいの痛み。←
冷や汗1歩手前くらい。けど時間は短い。


5:15 痛みレベル: 4

赤ちゃん起きないwww

体勢を上向きから横向きに変えられたり、バイブ当てられたり。

赤塚
赤塚

寝るなら陣痛起こすなwww

その後内診してもらうも、

先生
先生

まだ陣痛も弱いし、子宮口も指1本分しか開いてないのでまだ前駆陣痛ですね!お家で様子みててくださいね!

ということで帰される。深夜料金8,100円。泣いた。

受付のおじさんに

おじさん
おじさん

かわいそうに…破水してたら入院できたんだけどねぇ…

と同情される


~14:00 痛みレベル: 5

その後もずーーーーーっと5~10分間隔で前駆陣痛が続いていました。

赤塚
赤塚

ここから入院までがマジで地獄でした(白目)

痛みは弱かったり強かったり。しんどいつらいキレそう。でも合間にスイーツを食べて気を紛らわせるぐらいの余裕はある不思議。笑


14:00~ 痛みレベル: 6

まだまだ続く。

キレる。

痛みのレベルは規則的に。腰周りと内臓をギュギュギューンと大蛇に締め付けられるような痛み。
もう痛すぎて声が出る。

赤塚
赤塚

くっ….いっ….くっ…..

発作が起きると身体歪ませて何かに掴まらないと耐えられないレベル。夫に腰をさすってもらうもなんかしっくりこず

赤塚
赤塚

もっと強く!!!!違う!!!もっと下!!!!違う!!!!もっと速く!!!!!!

と叫んでいた気がする。

でも合間にカツカレーを食べるぐらいの余裕はある。(陣痛ってほんと不思議…)

その時夫が作ってくれたカツカレー

ファミチキ乗せてくれててめちゃ美味しかった…夫よありがとう…


18:30 痛みレベル: 6

痛みの間隔が10分以上に伸び始める。

赤塚
赤塚

うそだろ…?!ここまで耐えて遠のくとかまじ勘弁してくれる…??!

キレる。

でも合間にスイーツとおにぎりを食べる余裕はある。(陣痛ってほんと不思議…2回目)


21:30 痛みレベル: 8

間隔がまた短くなりはじめる。

赤塚
赤塚

痛いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!もう無理りぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!

泣きわめく。

赤塚
赤塚

もうしらねぇ!!!!8000円でも諭吉でも払ってやらぁバッキャロォ!!!!!

となって病院に電話する。

助産師さん
助産師さん

きてくださーい!

と言われてまた車で向かう。


22:00 痛みレベル: 9

病院到着。内診すると子宮口は2~3センチ。

先生
先生

う〜ん、入院するか瀬戸際って感じやねえ〜。一回NSTしてみようか!

NST付けられ40分放置される。

キレる。

痛すぎて身をよじらすので機械が外れまくる。助産師さんごめん。


入院・麻酔開始

出産前日

23:00 痛みレベル: 10

NST後の内診で進行が見られたため入院決定。

赤塚
赤塚

キタァーーーーーーーーーーーーーー!!!!!はよ!!!!はよ麻酔を!!!!!!はよ!!!!!!

歓喜。頭は麻酔でいっぱい。

尿検査したあと分娩室へ向かい、服と下着を分娩用のものに着替える。

助産師さん
助産師さん

子宮口3センチ開いてるからもう麻酔できるけどしm…

赤塚
赤塚

今すぐお願いしますイマスグ。

麻酔の前に血液検査がいると言われ

赤塚
赤塚

はよせぇやぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!

と思いながら、点滴やらなんやら付けられるのをまつ。


23:15 痛みレベル: 10

ベッドの上であぐらをかき、背中に麻酔をするための麻酔を打ってもらいました。まあまあビリビリ痛かったけど陣痛に比べたらカス。ほんとカス。余裕。

途中で陣痛がきて

赤塚
赤塚

ンァアアアアアン!!!!

ってなりながら絶対動かないように耐える。ここで動くと硬膜に傷入って副作用出たりすると聞いたので絶対動かないように必死で耐えました…

多分すんごい顔してたんだろうな…

助産師さん
助産師さん

もっ…もうすぐやからね!!頑張ろうね!!!!

って声かけてくれました。その後の本家の麻酔はまったく痛くありませんでした。


23:30 痛みレベル: 0

いれたらすぐに麻酔きいてきて、今までの痛みが嘘のように消え去る。

触られてるのはわかるけど温度も痛みも感じない不思議な感じ。正座して痺れた脚みたいな感覚。全身の力が抜けてリラックス。

赤塚
赤塚

麻酔すげえ!!!!!医療の力すげえ!!!!!!!!!!

と1人で大興奮。麻酔科の先生まんざらでもなさそうな様子←


出産当日

1:45 痛みレベル: 0

お産がすすんでないとのことで、促進剤の点滴開始。

夫

あの…だいたい何時ぐらいに生まれそうです…?

助産師さん
助産師さん

そうですね〜早くて今日のお昼ぐらいって思っててもらえるといいかな。初産婦さんはお産長いですからね〜


~3:00 痛みレベル: 0

赤塚
赤塚

天国。神様仏様麻酔様。

張りはなんとなくわかるけど痛みは完全にゼロ。天国。

赤塚
赤塚

リピートアフターミー!!!TENGOKU!!!

麻酔の効果なのか、なんだか身体はポカポカ、頭はふわふわですごいハイな状態でした。

そして、これは多分副作用で胸らへんが少し痒かったです。

痛みはないものの、お腹が張っているのはわかるので、張りに合わせて深呼吸したり、「フゥーーーーー」と息を吐いてみたりしていると、なんか生暖かい感触が…

赤塚
赤塚

破水した…?!

焦ってナースコール。

実は私、後期の検査でGBSが陽性だったのです。

GBSは、B群溶血性レンサ球菌という細菌のこと。怖そうな名前ですが、常在菌といって私たちの体のどこにでもいる細菌です。弱い菌なので妊婦自身には何も悪さをしませんし、抗生物質がよく効きます。でも、お母さんがGBSの抗体を持っていなくて生まれてきた新生児にだけは大敵! 経腟分娩で母体から赤ちゃんに産道感染すると、新生児GBS感染症という重大な病気を起こす心配が極めて稀なのですがあります。
B群溶連菌とは?GBS検査について-おむつのムーニー 公式 ユニ・チャーム

赤塚
赤塚

は、破水しちゃったかも!!!みてください!!!

助産師さん
助産師さん

あぁ〜出血ですね!良い出血です!促進剤やめて酸素マスクで進めましょうか!

と言われて酸素マスクつけられる。

赤塚
赤塚

良い出血ってパワーワードよ


3:15 痛みレベル: 1

ちょっと痛み(というかお股の違和感?)か出てくる。
助産師さんに伝え、お産の進みを見てもらうと…

助産師さん
助産師さん

あれっ?!めっちゃお産すすんでるやん?!ふぇっ?!

助産師さん
助産師さん

ちょっと別の助産師と先生にもみてもらいますね!!

と焦って先生2人と別の助産師さんを呼んできて、計4人のお医者さん&助産師さんにお股グリグリされる。(もちろんぐりぐりも無痛☆)

麻酔でリラックスできていたせいか、呼吸を頑張ったおかげか?お産がだいぶ進んでいたよう。


3:30 痛みレベル: 2

助産師さん
助産師さん

子宮口ほぼ全開やね!いきむ練習しといて!

と言われ放置される。

赤塚
赤塚

練習てwww初めてなんやけどもwww

無痛で落ち着いてるからか、出産する直前までは割と放置プレイでしたw

とりあえず「大の方を出すイメージ」とネット記事で予習していたのを実践。笑
張りが来るたびにいきみまくる。

先生
先生

そこまで練習しなくていいよwww疲れるよ!笑

赤塚
赤塚

ええええwwww難しいwwww


3:45 痛みレベル: 5

そろそろ完全無痛無敵モードではなくなってくる。

赤塚
赤塚

あぁぁ……うぅぅ……

張りが来ると声が出るレベルの痛みとお股への圧迫感。

病院スタッフからは放置プレイが続き、前日からつきっきりでサポートしてくれている夫は限界で隣の椅子で気絶中。

赤塚
赤塚

思ってた出産と違ううううううぅぅぅぅ!!!!!泣

急激に孤独を感じてしまったわたしは静かな分娩室でシクシク泣いてしまいました。笑

※念のため補足
本当に完全放置されていたわけではなく、別室にあるモニター越しにちゃんと様子はみてくれてました。麻酔の効き具合も麻酔医の先生が定期的に体に保冷剤を当てて確認してくれました。(麻酔効いてると冷たさが感じなくなる)


4:00 痛みレベル: 6

助産師さん
助産師さん

もう産んじゃおっか☆

と言われて人工破水させられる。この処置は別に痛くなかったのですが、これをした瞬間に一気に陣痛が強くなる。

ベッドの形や照明が変わったり人が増えたり着替えだしたり本番モードに。気絶するように寝ていた夫も起きる。

陣痛も声出るぐらいには痛い。そして何よりも….

赤塚
赤塚

おまたが痛い!!!!!!泣

お腹は麻酔が効いててまだ耐えられる痛みだったのですが、いかんせんおまたが痛い。めちゃくちゃつっぱる。

赤塚
赤塚

裂けるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!泣


4:20 痛みレベル: 8

カッチカチのう○こが出口で挟まってる感じ。めっさ痛い。しんどい。

助産師さん
助産師さん

(切開しますか…?)

先生
先生

(そうやね…そっちの方がいいかもねこの進み具合やと…)

ああ…嫌な予感…

助産師さん
助産師さん

赤ちゃん出て来やすいようにすこーし切開しますね!!

赤塚
赤塚

白目

ちなみに全然ちょっとですまなくて前から後ろまでザーックリいってしまいました…(白目)

産後半年ぐらい違和感残りました…


4:40 痛みレベル: 8

1回の陣痛でそれぞれ2回ずついきむように言われるも

赤塚
赤塚

おまたが痛すぎて陣痛止んだタイミングがわからん!!!!!!泣

ということでモニターでみながら指示をもらう。3回目の陣痛で、

助産師さん
助産師さん

もういきまなくていいよー!!力抜いてーーー!!!

助産師さんにおまたをグリグリゴソゴソされ続け…

助産師さん
助産師さん

はーい!赤ちゃん産まれまーす!!!!

赤ちゃん誕生!!!

赤塚
赤塚

ほ、、ほ、、本当に人が入ってたああああああ!!!!!

赤塚
赤塚

てかめっちゃ紫やけど?!?!泣いてへんけど?!?!大丈夫?!?!

感動より驚きが先に。圧倒される。

赤ちゃん
赤ちゃん

…ほにゃ…ほにゃぁ….ほんぎゃぁ….!!!!

見た目にそぐわぬ(コラ)控えめなほにゃほにゃした産声。声を聞いた瞬間夫と感動でボロ泣き。


出産直後 痛みレベル: 2

夫とわたしが感動に浸っておいおい泣いている間、助産師さんたちが赤ちゃんのケアを行い、お医者さんがわたしの会陰を融合しとテキパキ動いてくれていました。

産んでる最中も産んだ後も、お腹の痛みはほぼなかったのですが、なぜかお股が痛い。

会陰融合も痛かったので部分麻酔を足してもらいました。


~7:00 痛みレベル: 0

分娩が終わると無痛の麻酔は徐々に弱まってきて、感覚が戻ってきました。でも特に「急に痛みやってきたーーー!!!」って感じではなく、会陰融合部分も部分麻酔が効いていたのでこの時も痛みはほぼぜろ。

ただ、麻酔の影響なのか、わたしが元々低血圧だったせいか、出血量が1リットルと多かったせいか、血圧がなかなか戻りませんでした。

助産師さん
助産師さん

お母さん大丈夫?!気持ち悪くない?!!フラフラしない?!

ってめっちゃ心配されたのですが笑
なんかふわふわするな〜ぐらいでしんどさはありませんでした。

赤塚
赤塚

ただ死ぬほど眠い。眠すぎる。寝させてくれ。

出産後ってアドレナリンが出てなかなか寝付けないって聞いてたのですが、わたしは死ぬほど眠かったです。

助産師さんが家族写真撮ってくれたり、家族3人の時間を作ってくれたり(コロナの影響で入院中は面会禁止だったため)したのですが、なんし眠すぎてそれどころじゃない。笑

夫も生まれたばかりの我が子も疲れ果てていて気づくと全員爆睡。

助産師さん
助産師さん

お疲れですね!笑 お部屋いきましょうか!

退院まで会えない夫に別れを告げ、赤ちゃんは新生児室へ、わたしは入院病棟へ向かうことに。


7:30 痛みレベル: 0

助産師さん
助産師さん

お母さん本当に大丈夫?!血圧戻らないな…あっうごいちゃだめ!!!!

わたしの血圧がどうも低いままだったようで、本来なら分娩室から歩いて部屋に戻るようなのですが、部屋までベッドごと運んでもらいました。

しばらく起き上がるのも禁止されました。


10:30 痛みレベル: 0

助産師さん
助産師さん

はーい、一回起き上がってみましょうか!

助産師さんに付き添ってもらい、立ち上がってみるも、頭がサーーー….という感じで歩けるレベルには回復しておらず…

助産師さん
助産師さん

ベッドのリクライニングで少しずつ身体起こす練習しておいてくださーい!またきますねー!


12:30 痛みレベル: 2

なんとか立ち上がれるぐらいには回復。そして会陰の麻酔も完全に切れ、徐々に痛みを感じ始めました。

この頃にはおそらく副作用で感じていた胸の痒みもほとんど気にならなくなっていました。

まとめ

と、こんな感じでわたしの初出産を終えました!

前駆陣痛は本当に辛かったし、実質麻酔が効いてる時間って4時間ぐらいでしたが、それでもわたしは無痛分娩を選んで良かったです。

入院前、病院に着いた時がマックス痛かった…

赤塚
赤塚

あれ以上の痛みが4時間続いていたら…と考えると…いや、考えたくない。笑

血圧がなかなか戻らなかった以外は特に大きな副作用もなかったです。

次回、最終回では、「無痛分娩を受ける前にわたしが未来のわたしに聞きたかったこと」をQ&A形式でまとめて見ようと思います!

更新しました↓↓

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