無痛分娩ってどうなの?体験レポート③〜過去のわたしからの質問に答えてみるQ&A〜

無痛分娩体験レポート、今回が最終回です!

  1. 予約前に色々考えたこと
  2. 無痛分娩実況レポート
  3. 過去のわたしからの質問に答えてみるQ&A←今回の記事

前回の記事はこちら

この最終回では、無痛分娩を受ける前にわたしが未来のわたしに聞きたかったこと」をQ&A形式でまとめてみようと思います!

私が無痛分娩する前に気になってたこと

麻酔って本当に効くの?

私は最初の1発で効きすぎなぐらい効きました!

赤塚
赤塚

効きやすい人とそうじゃない人がいるらしい。

産前、無痛分娩教室で麻酔医の先生に質問した時は

先生
先生

麻酔が効かない人はいないけど、お産が進みすぎていると麻酔が(痛みを消すのに)間に合わないことはあります。

と言ってました。

実際、同じ部屋に入院していた人は

同室ママ
同室ママ

わたし麻酔間に合わなくて普通にめちゃくちゃ痛かったわ…

と言ってました…辛い…


麻酔かけるの痛そう…

硬膜外麻酔いれるための局所麻酔(?)はそれなりに痛いです。

赤塚
赤塚

とはいえ、麻酔入れるタイミングまで陣痛耐えた人ならカスみたいな痛さだと思う。

ただ、私の病院は自然に陣痛がくるのをを待って入院→麻酔開始だったけど、計画無痛分娩の場合はまた麻酔入れる頃の痛みレベルが違うかもしれないです。


麻酔ってどのタイミングで入れてくれるの?

わたしの時は「子宮口が3センチ開いてから」と言われました。

入院前の内診(子宮口2~3センチ)の時に「入院するか瀬戸際ですね〜」と言われたので、うちの病院は入院したら即麻酔入れてくれる感じだったんだと思います。

前のQ&Aと重複しますが、こちらも計画無痛分娩の場合はタイミングが違うかもしれません。


どこの範囲まで麻酔かけるの?

私は胸から下全体に効いてました。

10がマックス効いてる状態だとすると、

胸→2、腹→10、腰→10、おまた→8、太もも→8、膝下→2

という感じでした。


麻酔すると下半身うごかなくなるの?

普通に動きました!

ちょっと力入りにくくはなるけど。 正座して脚痺れた感じが胸から下に広がってる感じ。


いきみにくい?

おまた?腹筋?部分は麻酔を調整されてたのか、普通に力は入れられたので、特にいきみにくいとは感じなかったです。

助産師さん
助産師さん

初産婦さんとは思えない!!めちゃくちゃ上手!!!!

って医者・助産師・看護師さん全員にお褒めの言葉を頂いたので(鼓舞するためのお世辞かもだけど)たぶんちゃんと出来てたと思います。笑


麻酔の副作用あった?

胸元に少し痒みを感じたのと、産後しばらく低血圧の状態が続きました。

産後、麻酔がなかなか抜けなくて低血圧の状態が続き、5時前出産だったけどお昼ご飯食べたあとまで立ち上がれませんでした。

よく聞く頭痛はなし。たまに聞く痒みは、なぜか胸だけほんのり痒かったです。

同室ママの中には副作用の頭痛が出てる人もいたので、個人差はあると思います。


結局かかった費用はおいくら?

まさかの手出し30万でした(白目)

こちらが明細です。参考に全国平均出産費用と比較してみました。

項目平均値私の時
入院日数6日7日
入院料112,736円220,552円
室料差額16,580円0円
分娩料254,180円300,000円
新生児管理保育料50,621円34,920円
検査・薬剤料13,124円33,990円
処置・手数料14,563円7,390円
産科医療補償制度15,881円16,000円
その他28,085円108,530円
(※無痛分娩代金含)
合計505,759円721,382円
一時金の42万円を差引いた自己負担額85,759円301,382円

出産費用平均値 出典:公益社団法人国民健康保険中央会「正常分娩分の平均的な出産費用について(平成28年度)

なんでこんな高くなっちゃったのか、個人的考察をまとめます。

入院したのが出産前日の23時だった

日付が変わる直前に入院してしまったので、入院日数が1日のびて7日になってしまったんです。1時間にも満たない時間のせいで入院費がカサ増しされた(かもしれない)とは…くそう…

入院したのが土曜日の夜間だった

休日な上に夜間だったので、時間外割増がされた(のかもしれない)んだと思います…

※割増料金とかの項目がなかったので、あくまでわたしが勝手に解釈したものなので、参考程度に…

また保険負担の項目については「高額療養費」で一部返ってくる可能性もあるらしいので申請せねば…と思っているうちに年が明けそう←

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/shibu/ehime/cat080/2397-35324/

2021.5.31 追記

はい、1円も戻ってきませんでした!!(笑)
そもそも大きなトラブルのなかった場合の経膣分娩による出産費用は全額自費なので、帝王切開や吸引分娩等の「健康保険が適用される」医療行為が入らないと対象にはならないんですね。

結論からいうと、なんのトラブルもなく自然分娩で出産した場合は高額療養費の対象にはなりません。しかし、帝王切開や吸引分娩、鉗子分娩などは、それらにかかった医療費は高額療養費の対象となります。

そもそも高額療養費は健康保険の一制度であり、保険診療の自己負担額が高額になったときのための制度でもあります。したがって「健康保険が適用される費用」しか対象にはならないのです。

具体的な判断方法としては、病院の領収書をみて「保険診療の治療として表示されている費用」が高額療養費の対象となると判断ができます。

https://hoken.niaeru.com/media/social-security-tax/kougaku-ryoyouhi-birth/

事前の分娩費用調査で本家に正確な料金を問い合わせなかった(私がアホだった←)

病院によっては分娩費用等をホームページに明記してくれているところもあるのですが、阪大は記載がなかったのでママリなどのWebサービスを使って調べたんです。

赤塚
赤塚

うん、病院に直接聞くべきだったよねwww

公式でもなんでもない情報を当てにした私がアホだった…

明細見ると、「入院料(室料)」が結構高いんですよね…「検査・薬剤料」は低血圧なっちゃったのと出血多量でめちゃくちゃ鉄剤出されたのとか踏まえるとまぁ仕方ないかって感じなんですが…

赤塚
赤塚

4人部屋であのごはんでこれかぁ…←

みなさん、こういう大事なことはちゃんと本家に問い合わせましょうねww


お金かけてでも無痛にして良かった?

良かった!!!

「完全無痛」の時間は思っていたより短かったけど、麻酔が効いた瞬間、本当に、めちゃくちゃリラックスできたし、妊娠中の「出産が怖い」というストレスを少しでも軽減できたのもわたしにとっては大きなメリットでした。


無痛分娩ってなにが危険なの?

人によって麻酔による副作用がでる場合があります。

また副作用の他に、硬膜外麻酔をする際に誤って硬膜を傷つけてしまったり、突き破ってしまったりすると、麻酔効きすぎて呼吸不全になってしまったり、処置が遅れると最悪死亡事故に繋がることもあります。

無痛分娩で起こり得る副作用や合併症

硬膜外無痛分娩の安全性は確立されていますが、いくつかの副作用や合併症もありますので、 定期的に医師が観察します。
1)お産への影響(お産の時間が延長するといわれています。吸引分娩が必要となることがあります。)
2)低血圧、嘔気
3)硬膜穿刺後頭痛
4)排尿障害
5)発熱

非常に稀な合併症(局所麻酔中毒、高位脊髄くも膜下麻酔、脊髄損傷、硬膜外血腫、硬膜外膿瘍、アナフィラキシー)

http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/anes/www/html/painless/

これは無痛分娩教室でも言われたことなのですが、医療行為を受ける以上「100%安全」ということはまず難しいですよね。

また、硬膜外麻酔の針の挿入は目視で確認できるものではなく、麻酔科医が針を刺した時の反発する感じなどを頼りに、手の感覚で行なっているとても繊細な作業なんだそうです。

赤塚
赤塚

ものすごい高い技術の必要な作業なんだな…

なので、もし、万が一、何かあった時に迅速に対応してもらえる人員・設備が整っている病院を選ぶしかないんじゃないかな、と思います。

無痛分娩の麻酔はそもそも濃度が薄い

そもそも無痛分娩の麻酔は妊婦さんがいきむ感覚を残さないといけないため、麻酔の濃度は薄めにしてあるそうです。なので、「麻酔の副作用」という面では、ものすごく重度な副作用がでる可能性は確率的には低いそうです。


分娩後、麻酔が切れると結局すぐ痛くなるんじゃないの?

徐々に効果が切れていくから「急に天国から地獄!痛すぎ!」みたいにはならなかったです。

分娩後の会陰の負傷や子宮復古による痛みは、自然分娩の人と変わらないと思います。

赤塚
赤塚

バンバンロキソニン飲もう。


無痛分娩体験レポートまとめ

無痛分娩を予約するまで、本当に、ほんとーーーーーーーに、悩みました。悩みまくりました。もうそれはハゲそうなぐらいに。

赤塚
赤塚

私が無痛分娩を選択したせいでお腹の赤ちゃんに何かあったら…

赤塚
赤塚

自分の身に何かあったら…

自分の選択を一生後悔するかもしれない。いろんな情報を見ては、もし自分がこうなってしまったら…と、本当に、本当に怖かった。

でも、とことん調べ尽くして、考え尽くして、思ったんです。

出産は自然分娩であろうが帝王切開であろうが無痛・和痛分娩であろうが、どんなケースでも命がけです。

赤ちゃんを妊娠して、赤ちゃんが無事生まれるまでお腹の中で育ってくれて、母子ともに無事に出産を迎えられるのは当たり前のことではありません。

もうそれは奇跡の積み重ねであって、誰にも保証はできないし、絶対なんてない世界なんです。

だったら、お腹の赤ちゃんと自分を信じて、自分が思う最善の行動を取るしかないじゃないですか。

出産方法だけじゃない、妊娠中は口にするものから肌に塗るもの、着るもの、薬、寝る体勢から歩き方、運動、交通手段、外部からの物理的な刺激などなど…あげればキリがないくらい、ほんとーーーーーーーーにたくさんの事に神経を尖らせて、「最善の選択」をしないといけない。

赤塚
赤塚

気狂うわ。

そして、この「最善の選択」は誰が決めるものでもない、自分が決めるもの。自分にしか決められないものなんです。

きっと、何かあったらどんな選択でも後悔はするでしょう。それは避けられない。

でも、誰かに決められた選択より、自分で腹くくって、とことん納得行くまで悩みきって決めた選択の方が、きっと後悔の度合いはマシだと思う。

なので!!!!もしこれを読んでくださっている妊婦さんがいるのならば!!!!自分の気持ちに正直に!!!!全力で納得できる答えを出してくださいね!!!!

赤塚
赤塚

応援してます!!!!!

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