自分の価値観が昭和止まりと気付かされた海外ドラマシリーズ「THE BOLD TYPE」(邦題: NYガールズダイアリー 大胆不敵な私たち)

こんにちは、ra-hmの赤塚里奈です(*^^*)

今日はわたしがここ数年でいちばんハマった海外ドラマの話をしたいと思います。

「THE BOLD TYPE」(邦題: NYガールズダイアリー 大胆不敵な私たち)

赤塚
赤塚

3時のヒロインがオススメしてるのを、ヒルナンデスかなんかでみたのをきっかけに観はじめました。笑

わたしが当初観た時はAmazonのプライムビデオで観ることができたのですが、今は観られなくなってしまいました…2023年8月現在ではネットフリックスかHuluで観られるようです。

どんな内容?

めちゃくちゃ簡単に説明すると、ニューヨークの雑誌社で働く20代女性3人(同僚で親友同士)を取り巻く仕事・恋愛・友情・社会情勢を織り交ぜながら、それぞれがぶつかる困難や悩みを乗り越えていくお話です。

シーズン5まであります。

左から
ジェーン・スローン役のケイティ・スティーブンス、
サットン・ブレディ役のメーガン・フェイフィー、
キャット・エディソン役のアイシャ・ディー。

とにかく観てて爽快!!

わたしがこのドラマが好きなポイントの1つが、どのお話も見終わった後に爽快感が残るんですよね。

このドラマ、SATC(セックスアンドザシティ)の現代版とも言われているのですが、わたしはSATCは個人的にモヤる回も結構多くて。笑
こちらも同じく大好きなドラマなんですけど。

NYガールズダイアリーは、お話内で3人それぞれいろんな困難にぶつかっていくんですけど、どれも最終的にはスカっ!とした着地点に落ち着くんですよ。(その分SATCより非現実的な感じもあるけど)

わたし割と連続ドラマとか見てる最中って結構物語の内容に影響うけて引きずっちゃうタイプで。見るものによっては実生活なんの変化もないのにメンタル落ちちゃうこととかあるんですけど。笑

NYガールズダイアリーはそれがないので安心してみれますw
(ただ最終シーズンは個人的に納得いかない…撮影時期伸びてもいいからいつもの総快感ある感じで終わって欲しかった…)

ジェンダーバイアスへの抗議やセクシュアルの話もかなりオープンに扱われているのが衝撃だった

わたしは「ジェンダーバイアス化石」だと気付かされた

このドラマ観ていて気がついたのが、自分ってかなり無自覚でジェンダーや性的マイノリティに対する固定概念が強いタイプだったのかもしれないってことなんです。

うちの実家は昔から亭主関白の代名詞って感じの家庭で。子供の頃から父親の食事中は母は忙しなく料理を作り続けていて、同じタイミングで食事をとっているのを見た記憶もほとんどなく。

もちろん家事はほぼほぼしないし、家での作業は「力仕事以外は基本女がするもの」という感じで。

わたしが小学生ぐらいの時かな、父が自分でご飯をつぎに行った時に家族全員「お父さんどうしちゃったの…?」ってなったぐらいのレベル感で。笑

学生時代にしてた居酒屋のアルバイト先も「忘年会はバイトの女の子はスカート履いてくるんやで〜」って店長が言っちゃうような店で。そしてバイトの子達も本当にスカート履いてきて、おじさんたちに「可愛いやんか〜」って言われてみんなでキャッキャしてるような店で。笑

なんていうのかな。まじでその辺になんの違和感も抱かないまま大人になってしまったんですよね

最近やっと、

赤塚
赤塚

あれ、自分の価値観ってもしかして戦後で止まってる…?

ってことに気づき始め。笑

そんな時にこのドラマを見始めたんですが、こんな無自覚にジェンダーバイアスを持ってしまっていたわたしにとっては「え?!そんなことまで女性蔑視に入るの?!!」みたいなエピソードがたくさん出てきてですね。

例えば、「バーチャルグラスで気分が悪くなった人がいたと製造会社に問い合わせたら、“その人は月経中ですか?”と聞かれた。月経中はホルモンバランスが乱れて酔いやすくなると言われた。この会社は女性差別だ!!」っていう展開が出てくるエピソードとか。

え?!!いやホルモンバランス乱れたらそういうこともあるんじゃない?!って思ったんですけど、

そうか、女性からの意見をそういう回答で製品開発に活かさない姿勢は確かに平等ではないのか…なるほど…みたいな学び?気付き?が、他のエピソードでもたくさんありました。

同性カップルの恋愛事情描写も新鮮だった

最近はCMや広告でも同性カップルのビジュアルが採用され始めましたが、ここまで詳細な恋愛事情が描かれているものを初めて観たので、正直最初はかなり衝撃でした。

本当に、昔から世に出ている数々の異性愛者のラブストーリーと同じように、恋愛模様が描かれてるんですよ。キスシーンからベッドシーンまで含めて。そしてこの同性カップルが女性同士なんですよね。

最近は変わって来ているとは思うのですが、生まれが女性のセクシャルマイノリティの方って、昔は男性よりさらに露出がかなり少なかった印象が自分の中にあって。だからより一層自分からは遠い存在なイメージがあったんです。

で、このドラマをみていて率直に思ったのが、当たり前すぎることなのですが、

男女であろうが女女であろうが男男であろうが、相手に惹かれて恋に落ちて、一日でも長く居たいと心から願ってる人たちにとって、ただそこには愛があるだけなんだなって。

人と人が惹かれあって愛し合って一緒にいるだけで、そこに性別なんてなんの関係もないんだなって。

それを関係あるようにしてしまっているのはその2人ではなくわたしのように無自覚にバイアスを持ってしまっている周りの人間なのかもしれないな。って思ったんですよね。

「健全」なセクシャル表現?

あとはあれですね、このドラマ、SATCとはまた違う角度でセクシャルな表現が多数出てくるんですが、これまた新鮮で。

主人公3人が務める雑誌社の担当雑誌が「スカーレット」っていう名前の女性誌なんですけどね。

第一話でその雑誌の企画会議のシーンが出てくるんですよ。でっかい会議室で老若男女が集ってるんですけど、そこでスカーレットの編集長ジャクリーン・カーライルが幹部の男性目の前にして顔色ひとつかえず

ジャクリーン
ジャクリーン

この企画はとっても出来が良くて。暴れ馬を乗りこなせ!どんな体位でも生でもオッケー!気づけばあなたも絶叫!ヒャッホー!

ってバイブレーターの紹介ページのプレゼンするんですよwww

このエピソード以降もバイブレーターとか、女性向けセルフプレジャーアイテムの話とかが割とカジュアルに出てきて、使用シーンまで出てくるんですけど。

なんていうのかな、いやらしさがないんですよね不思議と。ほんと常にヒャッホー!って感じで。笑

ベースとして「いやらしいもの」とか「隠すべきもの」って思想がないからなのかな…

女性だって欲求を持つのは当たり前のことだし、それをケアするアイテムだって何もはずはしいものではないって感じで。

赤塚
赤塚

だから観てるこっちも美容グッズ見てるぐらいの温度感になってきて。笑

自分の子供が大人になった頃には、今よりもっと生きやすい世の中になってほしいと思った。

わたしの固定概念が昭和止まりだったことはよく分かったんですけど、正直じゃあそれで今まで生きづらかったか?っていうと、そうは思ってこなかったんですよね。正確には「生きづらさ」に気が付くための「知識」がなかっただけなのかもしれないですけど。

周りも似たような思想思考の人が多かったし、そんなもんかなって気にも留めなかったというか。

ただ、もし今回知ったようなことをもっと早期に知っていたら、もうちょっと生きやすかったのかなあとか、もっと自分のこと大事にできたのかなあとは思ったんですよ。

となると、自分の子供が大人になった頃にはもう少しこういう固定概念を持った人が減っていって、今よりもっと生きやすい世の中になっていたらいいなあと思って。

じゃあわたしに何ができるだろう?って考えたら、まずは自分の思考から、行動から、変えることかなあと。

我が子にとって一番身近な自分が、影響力のある自分が、積極的にこういった固定概念を持っていないか常に向き合っていたいなあと思いました。

赤塚
赤塚

気になる方はよかったら観てみてくださいね!


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